京都工芸繊維大学工芸科学部在籍 田川琉久さん
(特別進学コース卒業・長浜市立西中学校出身)
田川さんは、特進コースに在籍し、駅伝部に所属しながら、見事に文武両道を果たされました。駅伝部では県大会で優勝し、全国大会に出場。進学面では、現役で国立大学である京都工芸繊維大学に合格されました。
大学生活について(どのような学習をしているか)
今はまだ実験や研究などはなく、化学・数学・物理学・生物学など、幅広い分野の基礎的な内容を学習しています。各科目、高校の延長上または更に深掘りした内容のため、理解するのが難しい内容もあります。しかし、どれも実験や研究をする際に必要な知識であるため、根気強く学習に当たっています。学習以外では、陸上競技に取り組んでいます。練習計画や走りの分析など、調べた知識を使いながら「考える」ことを大事にしています。また、塾講師のアルバイトを通して、物事を簡潔にわかりやすく人に伝える力を養っています。
気比高校のいいところ
気比高校のいいところは、少人数制で生徒が先生に質問・相談しやすい点だと思います。私の場合、共通テスト模試の点数が低い状態が続き、主に英語・数学で悩んでいました。その時、各教科担当の先生が相談に乗ってくださり、昼休みや放課後に補強プリントを用意してくださりました。また、個別試験対策では主に化学を毎日、何度も繰り返して質問に行っていましたが、質問するたびに丁寧に説明してくださりました。このような多大なサポートがあり、共通テスト本番では、数学・英語を得点源にでき、個別試験では化学を武器に戦うことができました。
高校で頑張ってきたこと
高校で頑張ったことは、勉強と部活動の両立です。私は駅伝部に所属していました。私にとって、地域の方々や学校の先生方、家族、先輩方など、多くの人から応援されるチームで仲間とともに目標に向かって頑張りきれたことは今でも人生の糧となっています。応援してくださった方々には今でも感謝の気持ちしかありません。また時間がない中でも、夜学習や電車の時間を使ってできるだけ学習時間を確保するようにしていました。
今後の抱負
私は、将来スポーツに関係する仕事がしたいと思っています。具体的には、機能性に優れたスポーツウェアや撮ったビデオを立体的に映し出す3Dホログラムの開発です。私は、この最終的な目標から逆算して何個も小さな目標を立て、一つずつクリアすることが大事だと考えています。大学では「留学」と「希望する研究室で研究に取り組む」ことを大きな目標として立て、その目標に対して何をしなければいけないのか考え、行動に移し、少しずつ前に進んでいきます。敦賀気比高校、敦賀気比高校付属中学校という充実した環境で学び、目標に向かって突き進めることを心から願っています。