一人ひとりが見つめる先にある
未来のために頑張る皆さんを全力で応援します
勉強と部活動の両立を図り、大学等への進学を目指し「探究専攻」「一般専攻」「中国語専攻」「技能開発専攻」の4つの専攻から自分にあった専攻を選び学んでいきます(※令和7年度美術専攻は募集を停止しますのでご注意ください)。
また「進学選抜クラス」は文武両道の中でも、より学習に力を入れ大学等への進学を目指す人で、進学選抜クラスで学びたいという意欲を持ち、合格者登校日に実施する英数国3教科のテストで成績が上位だった人が所属します。
「探究専攻」では特進コースでも実施するオンライン英会話の授業を週1時間探究の時間に行います。高校を卒業するときには英語が苦手な人でも英会話ができるようになっています。「一般専攻」は英語、数学、国語、理科という教科の授業を専攻の時間に行い、大学入試に備えます。
「中国語専攻」は中国語の基礎、会話について学習します。立命館大学等の難関大学から複数の指定校依頼がまいとしあります。
「技能開発専攻」は就職希望者向けに、Excel、Wordの習得のための情報の授業を行います。また、選択で工業系か商業系の基礎的な資格取得の授業もあります。
進学選抜クラス
◇「進学選抜クラス」は、「準特進」とも呼ばれ、特に大学進学に強い意欲を持ち、進学選抜クラスで学ぶことを希望する人の中から、合格者登校日に行われる英数国3教科のテストの成績をもとに決定します。
特長としては①特進コースと他の進学のクラスの中間的な難易度の教科書、参考書を使用します。②夏休み、冬休みなどの長期休業中の特別講座(補習)は、他の進学コースより多く設定しています。③県模試(大学進学を考えている県内の高校生が全員受験する模試)の対策講座を、特進と同様に模試の一週間前の放課後に英数国3教科、3日間実施します。以上のように、他の進学コースのクラスより学びの機会が多く、レベルも少し高くなっています。
◎特進コースか進学選抜クラスか、どちらを志望していいか分からないという質問が良くあります。進学選抜クラスと特進コースの大きな違いは、授業時間数です。また、授業内容のレベルにも差があります。したがって、国公立大学を第1志望としている人、私立大学の理系学部(工学部、理学部、薬学部、農学部等)は、頑張って特進コースを志望してください。理系の大学の受験や、大学での講義内容を考えると、やはり理系の場合、特進コースに所属することをお勧めします。
また、もうひとつの理由として、入学して特進コースでの学習は困難だと感じた場合、教科書等は新たに購入が必要ですが、進学選抜クラスへ異動することは可能です。実際に特進から進学選抜クラスに異動して頑張っている生徒も複数名います。しかし、進学選抜クラスから特進コースへ異動することはかなり難しいというのが現状だからです。
◆右の写真の生徒は、進学選抜クラスに所属している生徒で、本校のオープンスクールで他の4名の生徒と一緒に学校説明を中学3年生の生徒と保護者の皆さんにしてくれている場面です。
「探究専攻」と「技能開発専攻」
☆特進コースは全員、探究授業の中に「オンライン英会話」の授業があります。進学コースの人で、オンライン英会話の授業を受けたい人も授業で受けられるようにするため、進学コース「探究専攻」を選べばオンライン英会話の授業を受けられるようにしました。
オンライン英会話の授業は週一時間で、専攻の時間を使います。また、英会話学習を補強するために、「英語探究」の授業を同じく週一時間専攻の時間に設けました。英語を使って、さまざまな取り組みを行います。大切なのは、普通の英語の授業ではないので、英語が苦手な人でも大丈夫。楽しんで取り組めるということです。2年生の2月か3月には、ハワイの英語研修か、台湾の英語研修に参加してオンライン英会話で培った英会話力を実際に試してみることでより英語を身近に感じ、その後の英会話学習、英語学習にも力が入ります。
☆オンライン英会話はタブレットにイヤホンとマイクをつけて現地の外国人講師とマンツーマンで行います。英語が話せない人、英語が苦手な人でもタブレットにテキストが映されるので、それにあわせて会話を進めていけます。講師の人たちは、最初に英会話で挨拶をしてくれます。それに受け答えをする。これも最初はどう答えていいのか忘れてしまった人もいるかもしれませんが、何回かレッスンを繰り返すうちに、普通に挨拶を返すことができるようになります。どんなに英語が苦手でも、大丈夫です。慣れてくると少しずつ、フリートーキングができるようにもなってきます。そうなってくると、もう、次のオンライン英会話の授業が待ち遠しくてたまらなくなります。これがまさに気比高校が目指す将来を見据えた探究です。
☆「技能開発専攻」は就職希望者向けの専攻です。企業で即役に立つ技能として、情報の時間を用いてのWordとExcelのスキルアップのための授業を行います。また、商業系か工業系の基礎的な資格取得のための授業も行います。就職希望者は近年30~40人程度で、学校推薦による就職希望者はずっと100%の内定率となっています。
中国語専攻
◇「中国語専攻」は中国語の基礎を学び、中国語検定などの受検をしながら、会話力を身につけます。
◇3年間の専門科目の中で、中国語の基礎を学習します。
◇中国語を学んでいる高校生には、難関大学から指定校推薦での枠が与えられます。本校にも立命館大学など複数の大学から指定校の依頼があります。中国語検定を高校で受検しながら、真剣に中国語を学び、大学での学習に対応できる生徒を中国語専攻として推薦していきます。
進路実績(過去5年間)
国公立大学
筑波/敦賀市立看護
私立大学
青山学院/日本/法政/武蔵野美術/立教/京都産業/京都精華/同志社/立命館/龍谷/関西/甲南 他
私立短期大学
仁愛女子/華頂/嵯峨美術/龍谷/武庫川女子 他
就職
警察官/消防官 他
卒業生メッセージ
令和5年3月卒業 近畿高等看護専門学校在籍 石倉楓栞さん(敦賀市立気比中学校出身)
私は中学生の頃から将来の夢が決まっていたのでその夢に近づくことができるように日々の勉強に力を入れてきました。同時にダンス・チア部に所属して部活動にも手を抜かずに取り組みました。頑張りたい気持ちはどちらもとてもありましたが勉強、部活動の両立が難しい時もありました。
しかし、テストで自己最高点数や目標としていた点数が取れた時、ダンスの大会で3位を取ることができた時や甲子園で応援チアをすることができた時とたくさんの喜びや思い出ができていくうちに、辛いこともあるけどこれからも頑張ろうと思えるようになりました。この三年間で取り組んできたことや得たことはこれからも自分の強みになり自信につながると思います。
専門学校の生活
今、私は看護専門学校に通っています。3年間という短い期間で国家試験合格を目指すことや毎日の勉強や演習は大変ですが看護の専門分野を学べることで看護師という夢の実現に近づいている気がして嬉しいです。どう接したら患者さんが過ごしやすい環境が作れるのか、どうしたら安心して治療を受けられるのか、などと結論を出すことに難しいこともたくさんありますが立派な看護師になれるように日々がんばっています。
気比高校のいいところ
私がよかったと感じていることは、先生方がとても親身になって指導してくださること。卒業後の進路選択のためにさまざまなパンフレットが置いてあったり、進路の情報が多いこと。自分が行きたい学校が決めやすいことや実際に大学や専門学校の関係者の方が来てくださり学校の概要を教えてくださる授業があったことです。私自身も分野は決めていましたがどの学校にするかは決められていませんでした。しかし、大学などの関係者の方の話や担任の先生などの話を聞いてそれぞれの違いや特色を知ることができ、進路を決めることができました。
今後の抱負
4月から看護専門学校に入学し、国家試験合格や技術取得のために日々がんばっています。入学してから、人を救う仕事に就くことはやはり簡単ではないこと、たくさんの努力が必要なことを改めて感じています。まだまだ始まったばかりですが、自分で決めたこの道を自分らしく進めるようにこれからも頑張っていきたいです。
私にとって高校生活は一瞬でした。高校生の時にしかできないこと、高校生だからできることをたくさん経験できたことは今も心に残っています。一生で三年だけの短い高校生活ですが、全力で楽しんでほしいです。是非、皆さんも、気比高校に入学して充実した高校生活を送ってください。
プロフィール
石倉楓栞(ふうか)さんは、令和5年3月に敦賀気比高校進学コース(3組)を卒業、看護の道を志し、学業とダンス・チア部の両立を果たしながら、「海ゴミゼロプロジェクト2022in敦賀」大比田海岸清掃ボランティア、「つるがおもてなし隊」市内清掃ボランティアなどのボランティア活動にも意欲的に取り組み、ダンス・チア部では副部長も務められていました。周りからの信頼も厚く、3年間欠席もほぼなく、今回、忙しい中にもかかわらず、快くコメントをくださいました。
カリキュラム
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