
※写真は2024年3月卒業した生徒たち
一人ひとりが見つめる未来
敦賀気比高校は全力で応援します。
☆私立高校の特性を活かし、国公立難関大学を目指す人。国公立大学医学部を目指す人。その他国公立大学や、難関私立大学難関大学合格を目指す生徒の皆さんが力を発揮できるようサポートするコースです。
☆充実した個別指導により、第1志望合格を全力で応援します。
☆本校特進コースでは、探究学習として「英会話の授業を通して、国際人としての学びを得る」ということをテーマに、学研オンライン英会話を授業に取り入れ、卒業時には、英会話ができる人として大学へ進学していくことを目標にしています。また単に英会話だけでなく、英会話を用いたコミュニケーションを通して、国際的視野を持ち、国際理解力のあるグローバルな人間として幅広く社会で活躍していけるように探究をしていきます。本校の探究は、あくまで5教科に根ざした探究となります。
☆大手予備校の駿台予備校などから一流講師を招き特別授業を実施したり、夜学習を無料で開講したり、自習室を設け開放したり学習スペースを多く設置したり、さまざまな方法で皆さんの学びをサポートします。
特別進学コースの特徴
国際社会で活躍できる英会話ができる「語学力」と確かな学びに裏打ちされた「本当の学力」。 この2つを柱にした気比の特進の学びは、あなたの考える力を呼び覚まします。

少人数のメリットを生かした個別指導
◇一人ひとりの進路志望にあった指導を行います。
◇計画的な個別指導を実施しています。
学習環境の充実

◇第1、第3、第5土曜日に、3教科の補習授業を行います。
◇夜学習(特別講座の開講18:00~19:30)を無料で実施しています。
令和6年度現在、高校1年生は英語と数学の2科目各2講座の4講座。高校3年生は英語、数学、物理の3科目5講座(物理のみ1講座)を実施しています。
講座の開設に当たっては、まず、各教科で夜学習の講座の内容、レベルを生徒の皆さんに提示し、その中からアンケートで生徒の希望をもとに設定しています。もちろん人数が少なくても必要と思われる講座は積極的に開講します。それが一人ひとりを大切にする気比高特進の学びです。
さらに、2年生と3年生については、学年の枠を払い、2年用の講座、3年用の講座を2,3年生は実力に合わせて、自由に選択できるようになっているので、数学がよくできる場合には、2年生で3年生用の講座を受講していくことができます。(私立高校だからこそできる「英才教育」の一環です。)
科目選択の幅が広がり、授業とは違った、より自分の実力にあった学習をすることができます。まさに、田舎ではできない都会の予備校並の学習を敦賀気比高校では学校で無料で受けることができます。
今年度の3年生向け(2年生、3年生が受講可能)の夜学習の講座名は、数学「入試数学Ⅲ演習」「共通テスト数学対策演習」。英語「国公立大対応英語入試問題演習」、「私大対応英語入試問題演習」。物理は「物理演習」となっています。
◆例えば、「数学Ⅲ」は授業だけでは補えない部分があります。それを自分でやっておきなさい。と言って、各自に任せっきりではなかなかマスターできません。気比高校では、そのような放置をせず、しっかりと学習に寄り添っていきます。
◇春季、夏季、冬季休業中には特別講座を開講します。
◇放課後や休日には自習室を開放しています。
◇充実したICT(Information and Communication Technology=情報通信技術)教育として、まず入学時に全員iPadを持っていただきます。iPadは、オンライン英会話、ロイロノート、クラッシーとさまざまな学びの中に取り入れられ、大活躍していきます。
駿台予備校など都会の大手予備校から講師を招き、英語、数学、国語の特別講座を実施。
★英数国の主要3教科のレベルの高い講座が無料で体験できます。この講座をきっかけに、勉強に対する意欲や姿勢が一段と高まり、難関大学を目指す生徒の皆さんの心には「やる気」という文字が刻み込まれていきます。
単に、何時間かの講座を複数回受講するだけで、そんなに違うのか?それは受けてみれば分かります。もちろん、本校の教員の授業の良さをあらためて実感する生徒もいれば、今まで、気づかなかった学びのヒントをこの講座を通してつかむ人も少なくありません。
その他にも、
◇進路ガイダンス・進路講演会を実施しています。
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進路実績(過去5年間)
国公立大学
東京/京都/大阪/北海道/筑波/一橋/東京工業/横浜国立/名古屋/富山(医学科)/金沢/福井(医学科)/神戸/九州/首都大東京/福井県立/敦賀市立看護/京都府立/大阪市立/大阪府立/神戸市外国語 他
私立大学
早稲田/自治医科/中央/明治/立教/南山/同志社/立命館/関西/関西学院 他
卒業生メッセージ
高橋 和暉 さん 福井県立病院 内科医
(福井大学医学部卒業・敦賀気比高校特進コース 出身)
「今やるべきこと」と「今しかできないこと」を常に意識して

福井大学医学部の6年間でやってきたこと
「今やるべきこと」と「今しかできないこと」この2つを常に意識してやっていました。
例えば、勉強について。医学科は試験が非常に多く、進級が容易ではない学科です。どの試験にも気を抜くことなく真剣に取り組みました。臨床実習が始まってからは、国家試験対策だけにとどまらず、医師として将来役立つ実践的な知識を先取りして学ぶように心がけていました。
一方で、アルバイトにも積極的に取り組みました。大学時代のアルバイトは、単に生活費を稼ぐためのものではなく、社会を知る貴重な機会だと考えていました。そのため、飲食業や、運送業、、レジャー施設などさまざまな業種での経験を重ね、多くの人と出会い、学びを得ることができました。また、部活動や釣りや登山、旅行などの趣味にも全力で取り組みました。こうした活動を通して築いた友人との絆は、今でも私の大切な宝物です。
気比高校の魅力的なところ
私が思う、敦賀気比高校の魅力の一つは、きめ細やかな個別指導です。私は古文が苦手で大変苦労していましたが、当時の教科担当の先生が、私のためにテキストを準備してくださり、毎日添削と解説を繰り返してくださいました。おかげさまで、受験では得点源となるまで飛躍的に成長することができました。先生方の熱意あるご指導には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。また、自習室がある点も大変魅力的です。受験直前期は精神的に大変な日々でしたが、自習室があったおかげで、クラスの仲間と互いに切礎琢磨し乗り越えることができました。普段は自習室で学習し、わからないことや不安なことは、先生が全面的にバックアップしてくださる。このように、気比高校ではこの上なく恵まれた環境で勉学に集中することができます。
高校で頑張ってきたこと
勉強と部活の両立です。大学に向けての勉強はもちろん大切ですが、やはり高校でしかできないことはやろうと努めていました。そのひとつが部活動です。私は硬式テニス部に所属し日々練習に励んでいました。部活で疲れきってからの勉強はきつかったですが、そこで身につけた体力は、受験期はもちろん医師となった今でも大きな財産となっています。
今後の抱負
現在、私は血液内科医として、白血病や悪性リンパ腫などの治療に携わっています。重い病気と向き合う日々は決して楽ではありませんが、その分、大きなやりがいと使命を感じながら仕事に励んでいます。将来は臨床と研究の両面から医療に貢献できる医師になることを目指しています。医師になるという幼い頃からの夢を実現できたのは、母校・敦賀気比高校での学びがあったからこそです。ここで学ぶ皆さんが、それぞれの夢に向かって大きく成長し、力強く歩み出されることを心より願っています。
卒業生メッセージ
藤田 昂生 さん 東京大学 理Ⅱ2年生
(敦賀気比高校特進コース出身)

「新たな視点」を大切にして、自分の夢を信じて、思いきりチャレンジを
大学でどういう勉強をしているか
大学では、数学・物理科学・生命科学・言語など、さまざまな教養科目を幅広く学んできました。例えば、英語での論文の書き方を学ぶ「ALESS」、第二外国語(自分の場合はロシア語)、量子論を扱う構造化学、解析学の基礎を学ぶ微分積分学などの授業があります。授業の進度は非常に早く、さらに学ぶ量が膨大なので毎日がとても大変です。授業の進度は非常に速く、学ぶ内容も膨大で、毎日がとても大変です。しかし、先生方が最新の論文から引用した情報をもとに講義したり、時には自身の未発表の研究内容まで紹介してくださるため、勉強になります。東大には「進振り」と呼ばれる独自の制度があり、入学時でなく二年生の夏に、学部・学科を成績順で選択できます。自分は理学部生物学科へ進学し、生物学に関するより専門的な分野を学ぶ予定です。
打ち込んでいること
自分は昆虫が本当に大好きで、昆虫のことしか頭にありません。休日には友達と山に虫捕りへ行っています。変人だと言われるでしょうが、自分は”ハエ”が好きです。実はハエの種類判別は極めて難しく、まるでパズルのような面白さがあります。そして研究が十分進んでいないため、未知種が山ほどいる夢のような分野です。私も現在、日本初記録種を見つけて新和名提案などをしています。未知種と思われる標本も手元に多数あり、研究者に連絡を取る予定です。自分が生きている間に新種を大量に発表できたら…と考えると、ロマンがありますね。
東大にはハエの分類学の研究室がないため、大学院で海外進学を考えています。その練習として、今夏はイギリスのシェフィールド大学に1ヶ月間留学します。ロンドン自然史博物館の研究者の方と個人的にお会いする予定もあります。自分の将来の夢である昆虫学者まではまだまだ長い道のりが続きますが、謙虚に努力を続けて少しずつ夢に近づきたいです。
気比高生時代に頑張ってよかったこと
頑張ってよかったことはたくさんありますが、中でも英語を早いうちに勉強しておいたのは幸運でした。付属中入学当初は、英語に関する知識も関心もほぼありませんでしたが、先生から英検を勧められたのを機に、それから2年間英語を猛勉強しました。 特にこれからの時代、どの分野に進むにせよ、英語は学習すればするほど得であるに違いないでしょう。大学に入ってから一層実感しています。また、「頑張ったこと」とは違いますが、自分の気比校生時代の何よりの財産は、本当に仲が良かった大切なクラスメートたち、そして彼らと過ごした黄金の毎日の記憶です。大学入学後、知り合いが一切周りにいない東京に移り住み、高校時代の何気ない毎日がどれだけ美しいものだったか気付かされました。友達と笑い合った昼休み、ベランダから見た青空、時間割の書かれた黒板、どれも夢に出てくるほど懐かしいです。
後輩へのメッセージ
私からは勉強についてしかアドバイスできませんが、「新たな視点」を大切にしてほしいです。例えば「ハイパーオリジナル問題」を作ってみたり、「もし三角形の内角の和が270度の世界なら、今まで習った公式はどう変わるのかな?」などと発想を広げたりするのも面白いと思います。教科書の内容をただ覚えて問題を解くだけでは、勉強がつまらないと感じるのも当然です。そうではなく、気軽に空想したり、いつもと違う切り口から考えてみたりすると、学ぶことがぐっと楽しくワクワクするものになるはずです。ぜひ試してみてください。
ところで、ときどき高校のホームページを見て、後輩の皆さんが様々な分野で活躍している様子をこっそり拝見しています。そのたびに、本当にすごいなあと感心し、心から尊敬しています。これからも応援しています。どうか、自分の夢を信じて、思いきりチャレンジしてください!
カリキュラム
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