Ⅰ 事業と評価の概要について
1.事業の概要
昨年度で3年間の私立6校連携での取り組みが終了し、平成22年度の学校評価事業は本校独自の取り組みとなりました。
主な内容は以下の通りです。
- 学校評価項目の設定(5月)
- 学校評価の概要説明(5月、父母師会総会)
- 中間の自己評価(9月)
- 生徒・保護者・教員アンケート(12月)
- 学校関係者評価(1月)
- 学期末自己評価(3月)
2.評価の概要
平成22年度は、平成20年度から2年間継続してきた①「教科指導の充実」と②「キャリア教育の推進」を引き続き重点項目として取り組みました。
①については、年間6回の「互見授業」、地歴・数学・理科の研究授業、実験や観察を中心とした「科学探究」の授業、2件のサイエンス・パートナーシップ・プロジェクト(SPP)、科学講演等に取り組んだことにより、生徒・教員の授業に対する意識や取り組みが徐々に向上してきています。
②については、「キャリア教育」についての研修会を実施して、教員の「キャリア教育」に対する認識をより高めることに取り組みました。また、昨年度の取り組み(推進体制の整備と内容の検討)を踏まえ、この活動の中心となる学校設定科目の「キャリアエデュケーション」について、キャリア教育推進委員会を中心に検討し、学年会でも検討を重ねて実施しました。取り組み初年度ということもあり、実施内容の再検討や教員の取り組み意識の向上が必要なことが反省として挙げられます。
平成23年度については、学期末自己評価の反省をもとに学校関係者評価の指摘を考慮しながら重点項目を決定し、取り組んでいきます。
Ⅱ アンケートより(平成22年12月実施)
1.実施状況
| 生徒 | 保護者 | 教員 |
| 総数 | 特進 | 進学 | 教養 | 総数 |
| 調査対象 | 623 | 135 | 200 | 288 | 623 | 48 |
| 回収数 | 608 | 132 | 196 | 284 | 560 | 47 |
| 回収率(%) | 97.6 | 97.8 | 98.0 | 98.6 | 89.9 | 97.8 |
2.分析(特徴)
ⅰ 生徒の現状(カッコ内は%)
- 「そう思う・少しそう思う、または、とても当てはまる・やや当てはまる」が回答数全体の70%以上のもの
- 先生方は熱心に指導してくれる(73.5)
- 本校の生徒は、勉学・スポーツ・文化活動に一生懸命取り組んでいる(78.5)
- 学校の進路指導や進路相談は、進路や適性を考えるのに役立っている(72.0)
- 基本的な生活習慣が身についた(71.2)
- 精神的に成長した(77.8)
- 将来について考え、具体的に努力するようになった(73.4)
- 「そう思う・少しそう思う、または、とても当てはまる・やや当てはまる」が回答数全体の35%以下のもの
- 学校に関する情報(掲示物、学校便り、ホームページなど)はよく見ている(25.8)
- 学校生活の中で、建学の精神・校訓を意識することがある(33.9)
ⅱ 生徒のニーズ(上位5項目を記載)
不安なこと
- 平成22年度 -
- 進路(405)
- 成績(395)
- 友人関係(144)
- 学費・教材費(137)
- 部活動(126)
- 平成21年度 -
- 進路(408)
- 成績(382)
- 学費・教材費(176)
- 友人関係(124)
- 部活動(121)
提供して欲しい情報
- 平成22年度 -
- 進学・就職活動(419)
- 学習(勉強法)(287)
- 学校の活動・行事予定(172)
- 授業内容(シラバス)(144)
- 部活動(128)
- 平成21年度 -
- 進学・就職活動(373)
- 学校の活動・行事予定(245)
- 学習(勉強法)(253)
- 部活動(190)
- 授業内容(シラバス)(115)
ⅲ 保護者の現状(カッコ内は%)
- 「そう思う・少しそう思う、または、とても当てはまる・やや当てはまる」が回答数全体の80%以上のもの
- 学校では、きめ細やかな学習指導が行われていると感じる(74.5)
- 部活動は、こどもの成長に大きな役割を果たしている(96.1)
- 担任は、相談に親身に対応してくれる(90.5)
- 「そう思う・少しそう思う、または、とても当てはまる・やや当てはまる」が回答数全体の50%以下のもの
- 子どもから授業はよく分かるようになりましたか(42.9)
- 子どもの教育や学校との連携に関して、「大いに重視・重視」が80%以上のもの
- 高校生として自覚と責任ある行動を取らせること(92.5)
- 思いやりや強い心を育てること(92.1)
- 子どもの話しを聞いたり、相談に乗ること(92.1)
- 子どもの様子を気にかけ、変化を見逃さないようにすること(92.5)
- 子どもの友人関係を把握すること(83.9)
ⅴ 保護者のニーズ(上位5項目を記載)
満足なこと
- 平成22年度 -
- 教育方針(校風)(189)
- 施設・設備(184)
- 部活動(182)
- 学校での活動や体験(166)
- 先生(151)
- 平成21年度 -
- 施設・設備(218)
- 部活動(207)
- 教育方針(校風)(150)
- 授業(学力・専門知識)(132)
- 学校での活動や体験(131)
さらに魅力的な学校になるために大切にして欲しいこと
- 平成22年度 -
- 授業(学力・専門知識)(206)
- 進路指導(実績)(198)
- 学校での活動や体験(140)
- 生徒指導(130)
- 教育方針(115)
- 平成21年度 -
- 授業(学力・専門知識)(236)
- 進路指導(実績)(222)
- 学校での活動や体験(169)
- 生徒指導(141)
- 教育方針(118)
不安なこと
- 平成22年度 -
- 進路(342)
- 成績(330)
- 友人関係(212)
- 健康(116)
- 教職員との関係(87)
- 平成21年度 -
- 進路(344)
- 成績(304)
- 友人関係(239)
- 健康(101)
- 教職員との関係(97)
Ⅲ 学校関係者評価(平成22年1月25日実施)
- 寮での昼食について
- 量は十分で、1週間のメニューは内容的に豊富である。
- 野菜が多いのは健康には良いと思うが、寮生の大部分が男子運動部員であることを考慮すると、タンパク質不足ではないか。
- せっかくの食堂施設なので、寮生以外にも広く利用してもらえるよう、連絡通路があれば便利である。
- 校内観察について
- 廊下などはごみが落ちていることもなくきれいである。
- 概ね真面目に授業を受けている様子であったが、一部寝ている生徒もいる。
- 教室内のエアコンの温度差については、教室上部に気流を起こすファンの設置によって改善できるかもしれない。
- トイレは綺麗で清潔である。また、生徒が校舎内の施設を乱暴に扱っている様子はない。
- 生徒面談より(生徒6名:高1~高3まで男女各1名)
- 面談した生徒は総じておとなしい子であるが、礼儀正しく服装も整っており、好感が持てる。特に3年生は言葉遣いや受け答えがしっかりしている。
- 学校生活に大きな不満はなく、敦賀気比高校を選んで良かったと感じている。
- 就職指導や進路指導において丁寧な指導を受けている。
- 携帯所持を許可してもらって有難いが、マナー違反の生徒がいる。
- 通学バスについて、帰りにもう1便増やしてほしい。
- 朝の登校指導において、教員の目が服装容儀に向き、挨拶が疎かになっているという指摘があり、先生方に改善をお願いしたい。
- 体育祭について、準備時間が短く、団別演技の持ち時間が長い。
- 購買の昼食の弁当類や自動販売機について不満はないが、教室の場所によって昼食の購買利用に差が出てしまうのが少々不満である。
- 放課後
- 部活動では、第2体育館、柔道、レスリング、空手、バスケット、剣道、廊下で活動する外部の運動部を見学した。雪の降る寒い気温の中でも熱心に活動する姿が見られ、頼もしく感じる。
- 校内の清掃・美化に取り組んでいる生徒がいて感心した。
- その他
- すれ違う生徒の大半は自分から挨拶をし、また、笑顔を向けてくれる子もいて好感がもてる。
- 今回(学校視察という)貴重な機会を得たが、保護者のほとんどは学校に来たり、先生方と話しをしたりすることは無い。こういう機会を設定していくためにも父母師会の役割は大きい。
- 生徒が出来るだけ良い環境で部活動等に打ち込めるよう、父母師会としても限られた予算の中であるが、できる限りの応援をしたい。